中道残暑

2010年08月16日

老樹


しばらく休みが続いていたNも16日からまた元気に某所へと出かけて行きました。この夏はことさら暑い日が続いていますがおいちゃんもNも(そして一人暮らしをしている長男もたぶん)みんな元気に過ごせていて嬉しいです。かくいう私も何年も連続して毎日を走り回っているような生活から少しゆったりペースに変えたせいもあるのか、今年は例年ほどの夏の疲れを感じないで過ごせているように思います(たぶん)。年々迫る体力低下には勝てませんけどね。

12日の木曜日はおいちゃんとNの3人で5時起きで神戸の墓参りの前に明石の叔母宅を訪ねました。6時半頃家を出たら9時前にはもう着いてしまったので少々きまりがわるかったけれど、毎朝4時半には起きているから早いのは何時でも大丈夫といわれ、しばし叔母とまったり時間を過ごす。もちろんおいちゃんも叔父とまったり。

Nも時おり家の前やら納屋の中やらの様子を見て回っては楽しめた様子。納屋の中にはいろんな農機具が並んでいるし、壁には大工さんかと思うばかりの叔父の道具がきちんと順番にかけてあるのでなかなか興味深いスペースなのであります。

今回、叔母が私に渡しておきたいものがあるとのことだったので内心楽しみにしていたのだですけれど、手渡されたものは来年の干支の可愛いうさぎのきめ込み人形。それと軸に仕立ててある叔母の書。自分が一番勢いがあって元気だった頃に書いたものなのでよかったら形見に持っていてほしいと。形見なんてとは言いながらも、せっかくなので頂いて帰ってきました。きめこみも書道も洋裁も料理もお花も何をやらせても農作業のあいま、義母の介護のあいまにどうしてここまで極めることができたのかというほど頑張り屋の叔母はたいした人であります。

掛け軸の書、きっととてもよい言葉が書いてあるんだと思います。(老樹、...う~ん、そのあとが残念ながら心得のない私には読み取れません) 叔母さん、お許しあれ。またゆっくりあらためてながめてみることに致しまするよ。

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13日はケアの日。先日から体力が急に落ちつつあるお婆さま。久しぶりに行かせて頂いて手を握るとどことなく身体も少し冷やっとしてお話もされない。もしかしたら少しずつ御浄土に行かれる準備をされつつあるような気がした。 (まだまだへたくそでやることなすこと充分なケアも出来なかったヘルパーになりたての頃から可愛がって下さったMさん、長いことお世話になって有難うございました。最後のときまで一生懸命お手伝いさせて頂きますね。)

14日の土曜日の午後には久しぶりに家で針仕事。ほったらかしにしたままのウサギさんのポーチの続き。手前の赤い目がついたのがお友達からお借りしているお手本。あとは目のボタンとファスナーをつけて耳をちょいと固定したら出来上がり。ちょっとウサギらしくなってきてにんまり。

御浄土といえばおの話。いつも法事やなにかで人が集まると座敷に座って皆で院主(いんじゅ)さんの後に続いて経を読みますけれど、経文を文字で読みとることができないNはいつもそのあいだどうしているんだろうと思っていたら、ふとNが会話の中でなにげに「仏性国土、...」と2、3行諳(そら)んじて唱えてみせるのでびっくり。耳でおぼえているんですなぁ、すごいわぁ。これからもお参りの機会は数え切れないほどあると思うので今度京都に行ったら真剣にお経のCDを買ってこようと思ったりもしてます。ついでに私もちょっと勉強させて頂きましょうっと。(なかなか覚えられませんねん。)

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komorebi_3yo at 22:21│Comments(0)TrackBack(0)その他 

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